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奈良県桜井市の三輪山の麓にある古墳。
古代史おたくでもある私にとってはかなり熱い場所。
マニアックなので折りたたみます。

この場所。なぜ熱いかというと、1つは卑弥呼の墓であるという説があることと、それとはまた別に、日本書紀に「昼は人間が築き、夜は神が造った。」と記録されている神秘的な古墳であること。
一昨日くらいにドコモから携帯に流れてくるニュースに「箸墓古墳」の文字を見つけたときには心躍った。
まあ、あのニュースに着目する物好きはかなり少ないはず。

なんのことはない、古墳の規模に関わる石列の先っちょが見つかったとか、そんなニュースだった。
この古墳は卑弥呼の墓説があるため、発掘&研究が待ち望まれているのだけれど、なにしろ埋葬されているのがやまとととひももそ姫という皇族なため、宮内庁の管理下にあり、発掘も規制されている。
私は、大規模な発掘の許可が下りたのかと思ったのに……。

この古墳が発掘されて、魏志倭人伝にあるように、一緒に埋められた人々の骨でも見つかった日には、邪馬台国畿内説がかなり優位になるわけですね。
でも、最近の調査で、古墳の造られた時期が卑弥呼の時期とはずれていること可能性が強くなってきているようです。うーん。
日本書紀の記述からしても、おそらく三輪山の蛇神様に仕えた偉い巫女さんのお墓なのでしょう。
私は邪馬台国九州説支持者です。
邪馬台国はなんとなく太陽信仰ぽいし。
卑弥呼っていうのは魏の人たちの当て字だから、わざと貶めるために卑が使われているわけです。
実際は日の巫女だったのじゃないかなあ。
でも、そんなにまっすぐ今の言葉につながるわけもないかあ。

実は、私、三輪山&箸墓古墳に行ったことがある。3年くらい前かな。
三輪山は、日本最古の神社と言われる山自体がご神体という場所。
蛇神信仰なので神社に奉納されているのが、さきいかとか、パックの生卵なのには驚いた。
そして、お題目のようなものを唱えている人々。
あれだけ神社が信仰としっかり結びついているのを初めて見た。

そっから歩いて箸墓古墳に向かったのだけれど、なかなかつかず、不安になって途中のおまんじゅうやさんで道を尋ねた。そこからすぐだったのが判明したのだけれど、
「どんな感じですか?」
と聞くと、
「うーん。魚獲るなとか看板がたってるだけだねえ。」
と言われ、ちょっとうける。実際、その通りだった。
小さい鳥居はあったけど、でかすぎて、近くまで行ってしまうと鬱蒼とした森でしかない。
とりあえず、おまんじゅうやさんで買った蒸かしたてまんじゅうを看板の前で食べた。
三輪山と反対側から見れば、多少前方後円墳だということを感じられたかもしれない。と、後で気づいた。

しかし、三輪山の上から眺めた古墳の点在する風景は心に残るものだった。
「ああ、日本はここから始まったのね。」
と、古代史おたくは感動した。
また老人になったら行きたいなあ。
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