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日常と好きなもの。活字中毒ブログ。
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七月三日  曇り

いつもとは違うスーパーに出向く。
青菜が、わしわしと袋詰めにされており、ミニトマトがざるで売られている。
葱も四本束でしか売られていない。一本でいいのにと思いながら、安いので買う。
やたらと買いこんだので五千円はいくかと思いながら会計をすると、三千円だった。なかなか安いスーパーである。

会計を済ませ、袋に積めようとすると張り紙に気付いた。
「ごぼうや泥ねぎ、おはじき(特に赤 )の忘れものが多くなっております。お気をつけください。」

なるほど、かごを置いた脇に赤いおはじきが三枚忘れられている。
お会計をしてくれたお兄さんに渡すと、レジの下から果実酒づくりに使うような赤いふたの、大きいガラス瓶を出してきた。
中にはおはじきがみっしりと詰まっているが、ほとんど赤いおはじきである。
「また赤かぁ。」
と、残念そうに呟いている。
「黄色がなかなか無いんですよ。」
なんだか申し訳ないことをした気になる。
今度の夏祭りではおはじきを買おう。
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じめじめしてますね。
むしっとしますね。

最小限の洗濯物を室内に干しました。じめじめ。

週末のお食い初めは無事終了。
口にあてられるものみなしかめ面でした。
でも、さくらんぼのかけらをなめさせたら、ちゅっぱちゅっぱ吸って、はずすと「むきーっ」と怒ってました。

写真は金太郎さんと桃太郎さんのコスプレで撮ったんですが、もう眠いはずなのに、写真やさんのお姉さんに囲まれてあやされてデレデレしまくりの息子。
息子の前に撮ってた子は、お母さんまで必死にあやしてたのに、私の出番はありませんでした。

しかも写真を撮ってくれるちょっと年上のお姉さんより、自分の近くにいる若いお姉さんが気に入ったみたいで、
「へうへうー」
とデレデレしながらナンパする始末。
「こっちだよー!!」
と写真を撮るお姉さんに怒られてました。
恥ずかしい限りです。

実家に送る写真やキーホルダーなんかも合わせて4万円強。
思ったよりかからなかったかな。
19日にできあがるようなので楽しみに待ちます。

実家からさくらんぼが届いた。たぶんこれってお中元。
家からは結局福島の美味かまぼこ詰め合わせを送る。
このかまぼこ屋さんのちくわがとにかく美味しくて、温めて食べると焼き魚の味がするのです。
ついでに自分たち用にもちくわを注文しておいた。

ここ最近書いている『椰子・椰子』風日記は、もとはmixiの川上弘美コミュのトピックに書いたもの。
『椰子・椰子』は現実と非現実のまじった川上弘美の半創作日記。
これはこれからも気が向くと書いていくと思うので、カテゴリーを分けました。

今日は息子生誕百日。
明日はお食い初めをします。
夫の実家から鯛も届いたことだし、はりきって行います。
スタジオア○スで写真も撮ってくる予定。金太郎さんにするかお相撲さんにするか迷い中。
ちなみに今日の息子はドラえもんのコスプレ服でした。
amazonのベビー用品で今一番人気の服で、あまりに可愛くて注文し、今日届いたもの。

最近、昔読んだ本や漫画を思い出してはきりがなく、いろいろ検索しては懐かしんでいる。
『大どろぼうホッツェンプロッツ』は、どうやら食べ物が美味しそうに描かれている作品らしい。
やっぱりか!!と、いたく納得した。
久しぶりに読んでみたいなあ。
とりあえずは安吾を読み返そうかと思う。
出産してからはなかなかまとまって読む時間もないし、漫画の方が今はしっくり来るので、漫画ばかり読んでいた。たぶん漫画の方が労力を使わないのだろうね。
椰子・椰子

六月二十八日 曇り 

割合に色白な方である。
ふと気がつくと、右腕が、まあるく朱く染まっている。
朱色ともオレンジ色ともつかぬ色である。
触れても熱くはなく、灼いた覚えもない。

よくわからないので、町内会長さんのところに聞きに行く。
「これは夕焼け染みだねぇ。」
「はぁ。」
「夕暮れ頃散歩したんじゃないかい。太陽は沈むのが寂しくって、赤子連れに欠片を移すんだよ。」
確かに、日射しを避け、昨日は夕暮れに散歩した。
「放っておけばよいのでしょうか。」
「まぁそれでもいいけど、橙を張り付けとくとすぐ消えるよ。」
橙など、八百屋でも見たことが無い。
「家の庭になってるのを持っていくといい。」
町内会長さんは、庭に出て、手の平ほどの橙を持ってきた。
「橙は代々続くからきてるんだよ。もがれなければ、次の季節までなって、新物にまじっちまうんだよ。」
橙は、つるりと私の手に収まった。
「これもこの春、一度緑に戻ったやつだね。」

町内会長さんによくお礼をいい帰ろうとすると、いそいそと包みを渡された。
「今日で息子さん百日でしょう。祝いの紅白餅だよ。」
他人の息子の百日祝いまで把握するのが、町内会長さんの仕事らしい。
深く感銘をうけて家路についた。

読書速度の計測をやってみた。→http://www.zynas.co.jp/genius/sokudoku/sokutei.html#
2031文字という結果。
mixiの本好きコミュでもけっこう速いほうのよう。
ブロック読みで、どうでもいい文章ほど速いと思う。
ただ、ある境を越えてどうでもいいと遅くなると思う。

小さい頃から本が好きで、小学生の頃には「お腹が痛い」と晩ご飯を食べずに本を読んでいて、親に本を取り上げられたことがある。

絵本で好きだったのは『ぐりとぐら』『はらぺこあおむし』
この2冊は特別で、あとは『11ぴきのねこ』も好きだったなあ。
『かくれぼっちであそぼ』という本も好きだった。久しぶりに調べてみると、この本はどうやら地元の作家が描いた本のよう。
スーパーの小さい本屋に行くたびに、掌サイズの世界名作シリーズに新しいものがないかわくわくして探した。
月刊誌ほどの厚さで2段組印刷の「世界の童話100」「日本の童話100」みたいな本を買ってもらい、よく読んだ。
あれが活字中毒の始まりだったように思う。

小学校に入り、図書館で本をむさぼるように借りた。
『ふしぎなかぎばあさん』『ズッコケ3人組』はシリーズで好きだった。
後は『大どろぼうホッツェンプロッツ』
この本がどうしてあんなに好きだったのかはわからないけど、地下室の池に住んでる蛙だとか、いもの皮むきが今でも印象に残っている。
高学年になると、クリスマスや誕生日にも本をねだるようになった。
もっぱら「少年少女古典文学館」をねだっていた。
田辺聖子や瀬戸内寂聴など、今見てみても現代語訳をしている作家がすばらしいシリーズ。
『ナルニア国物語』は大人になっても読み返す。

そしてなんといっても最もはまっていたのは「アルセーヌ・ルパンシリーズ」
きっと誰もが図書館で目にしたことがあると思う。
ルパンは素晴らしく紳士で無敵で、可愛げもあり、私のヒーローだった。
『奇岩城』のレイモンドの死で涙したことが、初めて活字で泣いた体験だったのではないか。
口絵のルパンを見て(確か『ルパン危機一髪』)、むずむずした気持ちは性欲の芽だったのではとさえ思う。
気狂いや知恵遅れの人がよく出てくるのも、なんだかおそろしく、そして惹かれた。

小学校高学年ではライトノベルも読み出して、若木未生とか山浦弘靖、藤本ひとみ、氷室冴子あたりをがつがつ読んでいった。
中学校で日本文学を読むようになり、もちろん年齢とともに深まるものはあるけれど、そこからあまり基本的な読書力や読む速さ、嗜好は変わっていないように思う。
安吾と出会ったのも最初は中学生のとき。
太宰はそのころからしみったれていて嫌いだった。

どうも私は外国文学がだめで、翻訳された後のような文章だからか村上春樹もどうもだめである。
この外国文学だめだ病は、大人になるにつれ顕著になってきた。
私の本棚の外国文学作品は、かなり希少価値。
私の読書傾向はものすごく感覚的で、ストーリーやテーマ以前に、その作家の言葉の綴り方が好くかどうかである。
全作品がもれなく好きだと言えるのは安吾と川上弘美。
まだ見ぬ名作がこれに加えられていくことを祈る。

 

 

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女性
自己紹介:
25歳 
旦那・息子(8ヶ月)と3人暮らし

好きな作家
坂口安吾 川上弘美
リリー・フランキー
三谷幸喜 高山なおみ

エッセイ以外の吉本ばなな

好きな漫画家
ジョージ浅倉 安野モヨコ
浦沢直樹 星野之宣

好きな絵本作家
エリック・カール
エロール・ル・カイン


好きな音楽
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好きなゲーム
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