さくらん

どーん。
今日はこれを見ました。

さくらんと言えば、安野モヨコ、蜷川実花、椎名林檎と言えば、
私の大好きなものをまさに集めた感じ。

とくに、漫画の「さくらん」は安野モヨコの作品の中でも１番秀逸だと思う。
まだ未完だけど。

映画を見てみて……、

極彩色で、ものすごく映像は良かった。
やっぱり、写真家の人って、普通の人と見えてる景色が違うと思った。
そして、１０年来愛してやまない桔平！
何時代でもかっこよすぎる……。

林檎の音楽もなかなか良かったけど、ちょっとけんかしちゃってるところもあったかな。
両方個性が強いからこそなんだろうけど。

ただ、アンナちゃんがねー。
確かにきよ葉っぽいんだけど、
演技がいまいちでちょっと浮いちゃっているところもあったように感じました。
脇をしっかり固めているからこそ、浮いちゃうのかな。
すっぴんだと、外人顔が目立っちゃうしね。

あと、脚本が良くないというか、ストーリーが良くない。
原作からはずれてからは、山場もなく、
後半は終わらせるための消化試合って感じ。
原作では、ここでさっき言われた言葉がどかんと威力を発揮する、
というような場面が多々あるのに、
映画ではそれが全く生かされてない。
つらつら進んでしまう感じ。
そしてなんと言ってもラストがださすぎる！

映像がきれいなのと、菅野美穂の演技は素晴らしかったのと、
そして桔平がかっこよすぎたので、
たぶんこれからも何度か見るけれど、
ちょっとなんだかなー惜しいなーという映画でした。
キャストは豪華なのになぁ。

映画見た後、漫画を読んだら、漫画の秀逸さが際だってました。
テンポというか、山場と、そうではないところの差、
テーマがはっきりどかんと伝わってくる感じ。
大事なんだなぁと思いました。